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永六輔の「職人」という本の中に「職人は職業ではない。生き方だ。」というフレーズがあった。強く共感した。
世の中やモノの見方・感じ方・捉え方みたいなものが百姓になったからになりつつある。百姓になってから「何でだろう」「どうしてこうなるんだろう」という疑問が多々浮かぶようになり、何か作業をしながらそのことについて1日中考えたりするようになった。「これがこうだからこうなって…」と順々にひも解いていく感じ。
具体例を挙げると大したことないんだけど、①農機具を修理するときに故障状況から仮説を立てては1つ1つ点検していったりだとか、②作物がうまく育たなかったときにその原因を思いつく限り挙げて翌年までに全ての対処方法を頭の中で組み立ててみるだとか。
例えば、賞味期限の偽装表示の事件を見たときや、中学生に勉強を教えているときとかに、「何でこういう事件をおこしたんだろう」とか「何でこの生徒はいつもココでつまずくんだろうか」ということを考えて、いろんな仮説をたててみる。そんな作業をしてみて、解決できるとすごく嬉しい。
別に百姓じゃなくてもそういった思考回路で生きている人はたくさんいるんだろうけど、僕は百姓になってからこうなった。これが百姓になってよかったと思うことの1つだ。永六輔の本を読んでそんなことを考えた。
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