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今が旬の水菜とカブ

先日、有機農業を目指す夫婦が来た。これから、埼玉周辺で修行して、修行が終わったら独立の地を探すそうだ。雑誌でウチのことを知ったらしい。雑誌に載るというのは、こういう効果もあるのかと驚いた。がんばって欲しい。できれば伊豆に来てもらいたい。

その夫婦に、「これからの有機農業はどうなると思うか」と聞かれた。現状としては、①僕のような有機農家が珍しくも何ともなくなってきた。また、②国の政策として有機農業が推進され始めてきた。

そうした状況をかんがみると、①有機農産物の差別化と②有機農業の産地化が進むと思う。

①有機農家が増える→有機農産物が珍しくなくなる→上手く付加価値をつけることに成功した有機農産物が生き残る。付加価値とは、テレビや雑誌に取り上げられたり、インターネットを上手に使ったり、高級レストランとタイアップしたり、つまりお客さんに商品+αを提供することによって、お客さんの満足度を飛躍的に上げることだろうか。

今の僕は、そうなってバンバン稼ぎたい気持ちと、地道に食味だけで勝負したい気持ちと、マスコミに取り上げてもらいたい気持ちと、食べてくれた人のクチコミで広がって行きたい気持ちと、名もなき百姓として地味に生きて行きたい気持ちと、そんな気持ちが入り混じっている。

②国の政策として有機農業を推進→有機農業の産地化が進む→産地は栄える、産地じゃないところは…。南伊豆町は絶対的に産地にはなり得ない。これには不安が募る。解決策が思い当たらない。まずは伊豆のいいところと悪いところをもう1度、拾い直してみよう。それからどうするか考えよう。もちろん、伊豆から離れることはないという前提で。

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