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柿

 

以前、アジアというタイトルで書いた文章の続きです。

 

学生時代に国際協力NGOのメンバーとして訪れたフィリピンは、完全なる惨敗でした。

発展途上国の人達のために何かしてあげたいという思い上がりを完膚なきまでに叩きのめしてもらいました。

語学力も体力も知識も技術も何もない20歳そこそこの学生が行ってできることなどある訳がありませんでした。

 

あれから10年以上が経ち、僕は今農業に携(たずさ)わっています。

今では、

動物の糞尿、落ち葉、米ぬかなどから肥料を作ることができるようになりました。

その肥料から米・麦・大豆と野菜を作ることができるようになりました。

農機を修理することができるようになりました。

密かに英語も勉強中です。(中学生に教えてるだけだけど…)

実は、アジアと関わっていたい、いつかリベンジしたいという気持ちを持ち続けていました。

 

そんな中、APLA(あぷら、旧ネグロスキャンペーン)というNGOからトークショーのコメンテーターとしての依頼を受けました。

嬉しい限りです。

久しぶりに国際協力系の人達と触れ合えます。

映画上映会+トークショーです。

ぜひ見に来てください。

 

●イベント名 アース・ヴィジョンin新宿御苑 食・映像から見るもうひとつ のアジア
●内容 アース・ビジョンとAPLA/あぷら共催の映画上映会+トークショー
●上映作品
 『死の季節よ、さらば』
 『エビの履歴書-育てる人と食べる人』
 『自然の楯』
●トークショー 村井吉敬さん(早稲田大学教授、APLA共同代表)×谷洋一郎さん(南伊豆町、百姓)
●日時 2008年12月14日 12時45分開場 13時~16時終了予定
●会場 新宿御苑インフォメーションセンター
 (新宿門の隣にある建物です。JR新宿駅南口から徒歩10分・東京メトロ新宿御苑 駅から徒歩5分)
●問い合わせ先 APLA事務局


APLAのHP → http://www.apla.jp/event.html

アースヴィジョンのHP → http://d.hatena.ne.jp/Best-of-EARTH-VISION/20081214/p1
 

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昨日書いた文章の続きです。

ちょっとトーンを変えて書いてみました。

 

=========================

 

働かせるだけ働かせた後に食べるのか?

 

除草剤を使わず環境にやさしい農法として広まっているアイガモ農法ですが、実は田んぼから引き上げた後の行く末が大きな課題として残っています。 

今春ヒナだったアイガモも、来春には大きくなりすぎて田植え後の小さな苗を踏み倒してしまうため、アイガモ農法では一年ごとに新しいヒナを入れます。

なので、毎年何十羽、何百羽というアイガモの成鳥が、解体して肉にする、殺して捨てる、自然に帰す、などで処理されます。

アイガモの解体には羽毛を抜くことに手間がかかることなどから、解体業者が全国的に不足しています。

実際に業者を探してみたところ、宮城と大阪と兵庫しかみつかりませんでした。

また、殺して捨てるということはありえないことだし、自然に帰すということも自然の生態系を壊す恐れがあります。 

 

以上のことから、たに農園では、アイガモ達に感謝しながら自らの手で命をいただくことにしました。

働くだけ働かせてあとは食べてしまうなんて可哀そうという気持ちもあります。

しかし、私たちは日々生きているものの命を食べて生きている訳で、それを直接的な形で実感することはとても意義のあることだと考えます。

家畜も生き物であるということを一切想像することなく、ただパック詰めになってスーパーに並んでいるお肉を日常的に食べているということが健全と言えるでしょうか。

 

そんな考えに賛同していただける方で、かつアイガモに感謝しながら1羽丸々全てを食していただける方に、食べていただきたいと思ってます。

 

という訳で、11月27日に解体する予定なので、生で欲しい方は11月28、29日のお届けになり、それ以降の方は冷凍になります。

値段は1羽あたり2300円前後を予定しています。

11月23日が締切りです。ご注文お待ちしております。

また、解体を体験してみたい方は11月27日にお越しください。

カモッチ 

 

今シーズンも田んぼで大活躍してくれたカモたちをいただく時期になりました。

このカモたちが草や虫を食べてくれたから、あのお米がとれるのです。

カモたちがいなければ、収量は半分になり、草取りの労働時間は10倍以上になり、草を取る人間の疲労は100倍以上になり、お米の値段は2倍以上になってしまいます。

なので、特にお米を買っていただいている方には、感謝の気持ちを持ってこのカモを食べていただきたいです。

 

今年は田んぼから引き上げた後、屋根付の鳥小屋で大切に育てたので質のいいお肉に仕上がりました。

クリスマスに食べるターキーのようにマルマル一羽でお送りします。

なので必要に応じてそれぞれの部位に解体してください。

もちろん部位ごとに分ける解体方法やおいしく食べるためのレシピも同封します。

 

11月27日に解体する予定なので、生で欲しい方は11月28、29日のお届けになり、それ以降の方は冷凍になります。

値段は1羽あたり2300円前後を予定しています。

11月23日が締切りです。ご注文お待ちしております。

 

追伸1

このカモたちを来年の田んぼで活躍してもらうことはできないのか?という質問をよく聞きます。

残念ながらできません。

なぜなら田植えの2~3日後にカモを田んぼにいれるのですが、大人のカモを入れてしまうと植えた苗を全部倒してしまうからです。

稲が大きくなってから入れるのでは遅すぎて雑草だらけになってしまうので、田植えの2~3日後に苗を倒さない大きさの子カモを入れるのがちょうどいいのです。

いずれはカモを解体しなくてもいい技術が開発されるかもしれませんが、それまでは感謝の気持ちをもって命をいただきたいと思います。

 

追伸2

命をいただく作業を体験したい方は11月27日にお越しください。

大根の葉

今1番のこだわってることは、おいしいものを作ることです。

無農薬だから買っていただいているというより、おいしいから買っていただいているほうが120倍嬉しいです。

「おいしかった」と言っていただけることが生産者として一番の喜びです。

 

おいしい野菜を作るためには、土つくりが重要です。

微生物がたくさんいて、ミネラル豊富な土のことをいい土と言います。

そのために堆肥や緑肥、米ぬか、燻炭などを畑に播いて土を作ります。

これらは、土の中で微生物のエサになったり、住みかになったりします。

 

ミネラル豊富な土の中で多くの微生物の力を借りて育つからこそ、おいしい野菜に育ちます。 

さらに細かいことを言うと、土の中の微生物が、土の中のミネラルを糖、アミノ酸、ビタミン、たんぱく質などの野菜が吸収できる形に分解してくれるので、野菜の味がワンランク上がります。

 

そんなことを考えながら、野菜を育てています。

 

追伸

①バジルソースを作りました。たくさん作りました。ご注文お待ちしてます。

②サツマイモ掘りが終わりません。いつも晴れた日の午前中に掘ってます。手伝ってくれる方募集してくれます。もちろんサツマイモのお土産つきです。援農者募集してます。

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