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       初海

 

九州では梅雨が明けました。

ここ南伊豆町でも今日は思いっきり夏でした。

久しぶりの太陽がテンションあがってギラギラと照りつけていました。

 

そんな太陽にならって、僕のテンションも上がりきってしまったため、

今シーズン初の海に行くことにしました。

 

1年ぶりの海は、僕の肉体と精神に積もり積もった余計なものを浄化してくれるようでした。

海の方々、本当にありがとう。

今年もたくさん泳がせていただきます。

 

追伸

帰ってきてからの畑仕事と現在進行中のビールが進んだことは言うまでもありません。

 

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       冬の伊豆の夕日

 

もう1回、「海のふた」から抜粋

 

============================

 

私のできることは、私の小さな花壇をよく世話して花で満たしておくことが

できるという程度のことだ。私の思想で世界を変えることなんかじゃない。

ただ生まれて死んでいくまでの間を、気持ちよく、おてんとうさまに恥ずか

しくなく、石の裏にも、木の陰にも宿っている精霊たちの言葉を聞くことが

できるような自分でいること。この世が作った美しいものを、まっすぐな目

で見つめたまま、目をそらすようなことに手を染めず、死ぬことができるよ

うに暮らすだけのこと。

 それは不可能ではない。だって、人間はそういうふうに作られてこの世に

やってきたのだから。

 

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すばらしい文章です。

よしもとばななさん心から感謝と尊敬します。

 

僕が農業を始めた理由、

僕が無農薬で栽培している理由、

もこんな感じなんだと励まされました。

 

ありがとうございます。

 

         海のふた

 

よしもとばななさんの「海のふた」。

ドラえもん色の表紙がとてもきれい。

 

伊豆のさびれた片田舎でかき氷屋さんを開業した女の子のお話し。

 

とても好きな本。

とても共感する本。

日常に疲れると読みたくなる本。

明日からがんばろうと思える本。

そんな本です。

 

 

好きな箇所の抜粋。

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 夢をかなえるだなんだのと言っても、毎日はとても地味なものだ。

 準備、掃除、肉体労働、疲れとの戦い。先のことをかんがえること

との戦い。小さないやなことをなるべく受け流して、よかったことを考

え、予想のつかない忙しさを予想しようとしないようにし、トラブルに

はその場で現実的に対処する……。有線でいいチャンネルがなけれ

ば、自分でCDを編集して流しておく。面倒でも洗い物はていねいに

やっておく。麻のふきんは白く清潔に保つ。氷は少し多めにいつも注

文し、決してほかのものの匂いがつかないように管理する。「普通の

氷はないのかね?氷いちごとか」と百回くらい聞かれて「すみません、

そういうのはうちにはないんです」と百回くらい笑顔をつくる。そういう

細かいことにひたすら追われるだけだ。それがつまり、夢をかなえる

と世間で言われていることの全貌だった。

 ~ 中 略 ~

氷をけずり続けるというのは、ともて地味な作業だった。

しかしその地味さの向こうにあるものを、私は見つめ続けた。

==============================

 

農業もかき氷屋さんに負けず劣らず地味だ。

この本に出合えたこととこの本を紹介してくれ人と

この本を書いたよしもとばななさんとこの本の出版

に携わった人に感謝しながら、明日もがんばろうと思う。

 

 

今月のMセットには、

ジャガイモ、玉ねぎ、赤玉ねぎ、にんにく、なす、ピーマン、きゅうり、モロヘイヤ、とうもろこし、麦茶など

が入っています。

 

月の後半になると、

ししとう、空芯菜、ツルムラサキなど

が入る予定です。

 

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