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まだ、ピーマンが採れてます。(寒いところで農業やってる人にはものすごい驚きなはずです。)
ピーマンは寒さに弱いので霜にあたると枯れてしまいます。この時期にまだ採れているというのは伊豆の暖かさなのでしょうか?それとも温暖化なのでしょうか?
このピーマン、2月に種を蒔いたので、もう9ヶ月の付き合いです。しかも、9月の台風をくぐり抜けたツワモノです。(隣にあったナスは全滅) そんなこともあって、ものすごく愛着が湧いてます。
同じ樹に青いのと赤いのが付いてます。青いのをほおっておくと、赤くなります。味は、赤いほうが成熟しているので甘いです。ただし、赤くなる途中で虫にやられたり、腐ったりすることが多々あります。
いつまで採れるでしょうか?11月いっぱい、採れるよう世話してみます。
にんじんが採れ始めました。8月に蒔いたものが11~3月で収穫できます。届いたら新聞紙やビニルにくるん冷蔵庫で保存すれば数ヶ月は持ちます。
カロチンとビタミンAがダントツに多い野菜です。
メタボの人は肉をやめてニンジンを食べましょう。
発がん性物質を抑える働きもあるそうです。
カロチンを多く含んでいるのは皮の部分なので、皮付きのまま調理するのが絶対おすすめです。
加熱する時は、水から煮るなどゆっくり加熱したほうが味も香りも増します。
にんじんは寒くなるほど赤みと甘みが増してきます。
なので、今採れるにんじんより冬(1~2月)に採れるにんじんのほうがおいしいです。 これから数ヶ月、味と色の移り変わりを楽しんでください。
栽培する場合は、未熟堆肥や石などがあると2股のニンジンが出来るので注意しましょう。
水ハケのいい畑で作らないと下が腐ってしまいます。
芽が出るまで10日以上かかったり、葉が伸びるまで2ヶ月ほどかかったりと、初期成育が遅いので生育初期は胃が痛くなる毎日です。
ちなみに、にんじんは栽培するのが一番好きな野菜です。そのせいか、ウチのにんじんは多くの方からご好評をいただいています。感謝。
最近、耕さなかったり、除草しなかったり、肥料を与えない農法が流行っているらしいです。できる限り自然に近い状態で自然に任せた栽培をするべきだという考え方らしいのです。
野菜とは何かと考えてみると、「自然に生えるものではなく人為的に田畑に栽培された農作物の一種で、人々が食用とする草本作物の茎・葉・根・果実のこと」と僕は定義します。
さらに、現在の野菜は食味や収量をよくするために改良されているので、自然のままに栽培すればいいとは思えません。そもそも田畑という場所自体が自然ではなく、人為的に耕作しやすいように改良した場所なわけですから。
そうした考えから、うちは肥料として、馬ふん、鶏ふん、牛ふん、米ぬか、おから、緑肥、オガクズ等を使っています。肥料の与え過ぎはよくありませんが、野菜にとっても土にとっても適度な肥料と有機物は必要です。1つの肥料に偏ることなく、いろんな種類の肥料(有機物)を入れることが偏りのないよい土と野菜を作ると考えています。
友人でパン屋をやっている人がいる。そこで売ってるパンとその友人のキャラクターが驚くほど一致している。Mさんがいろいろ考えて作った結果、こういうパンになったんだろうと感じる。Mさんの几帳面さと丁寧さとこだわりと愛情がパンに表れてる。
友人でケーキ屋さんをやってる人がいる。そこのケーキやクッキーを食べると、「あ~、Bちゃん、いい仕事してんなぁ」と感じる。Bさんが試行錯誤した結果、こういう形になったんだろうと感じる。Bさんの技術と丁寧さと愛情がケーキやクッキーに表れてる。
レストランなどで外食をすると、直接的な味よりも調理の丁寧さに感動する。薄味なんだけど丁寧にダシをとってあることだとか、柚子やゴマなどの薬味が上手に使ってあるだとか、丁寧に下処理してあるからこその澄んだな味だとか、そういうものに感動する。そして、丁寧な仕事をしている店には、また行きたいと思う。
何かを食べたときに、作り手の想いやこだわり、丁寧な仕事っぷり、そういったものを感じるととてもハッピーな気持ちになる。食べたときに感じるというのが味噌だ。事前情報を与えられすぎるとちょっと嫌な気持ちになる。プロなんだから結果で勝負しろよ的な。
飲食店と農家では少しフィールドが違うけど、僕も「あ~、いい仕事してんなぁ」とか「あ~、丁寧に作ってるなぁ」などと思ってもらえるような米や野菜を作りたい。食べたときに感じてもらえるのが味噌なので、無農薬だとか環境に優しい農法ですとか言うのもどうなんだろうか?できればあんまり言いたくない?けどそんなんで売れんの?そんなことを考えながら、ニンジンを洗って袋に詰めてました。