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冬の寒さが和らぎ春を迎えつつある今、白菜、大根など様々な冬野菜の「とう」が立ち始めています。
「とう立ち」とは、野菜が花の芽をつけることをさします。大根も、白菜も、ニンジンも、キャベツも、レタスも、小松菜も、春菊も、頂上部分からニョキニョキと芽が出始め、これを「とう」と言います。
農業を始めたばかりの頃、大根が花を咲かせているのに非常に驚いた記憶がありますが、野菜も植物。花が咲くのは当然なのです。
この芽が、やがて花を咲かせ、種をつけるというサイクルになります。
本来、冬野菜は花を食べるものではないので、「とう」が立てば、旬の時期が過ぎて、品質の低下を意味します。そこから、人(特に女性)に、「とうが立つ」という言葉を使うのは失礼にあたります。
それでも、野菜の花はどれも野生的で優しい色をしていて見惚れてしまいます。後日、「とうだち」の写真をUPします。
万が一、お送りした野菜が「とうだち」していた場合は、ご一報ください。
野菜を収穫することができない時期のことを「端境期(はざかいき)」と呼びます。
普通、畑は「種を蒔く」→「野菜が育つ」→「収穫する」という2~3ヶ月のサイクルで回っています。
けど、1月から2月は、寒くて種を蒔いてもちゃんと育たないので、「種を蒔く」が出来なくなります。
そうすると、このサイクルが崩れてしまい、1、2月に種をまけなかった「つけ」が4、5月に回ってきて「収穫する」ができない端境期が発生します。
さらに、この3月には「トウ立ち」という厳しい事態が発生します。(「トウ立ち」については後日書きます)
そろそろ野菜セットの種類が少なくなる時期を迎えつつあります。不思議なもので、畑の在庫が少なくなると、心の余裕も少なくなってきます。そんな3月になりそうです。
9、10月にも端境期が発生します。これは、7、8月が暑すぎて、虫が多すぎて、種を播くことができないからです。
今月の野菜セットは、さといも、さつまいも、にんじん、大根、かぶ、白菜、水菜、 ねぎ、味噌ですが、端境期(はざかいき)を迎えつつあるので、当日畑の様子次第で若干の変更がありそうです。
端境期とは、収穫できるものが少ない時期のことです。