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台風が来ます。直撃。
就農1年目は、何ができる訳でもないのに「どうしよう、どうしよう」と焦りまくってました。台風の被害より、心労のほうが大きかったくらいです。
今はできる限りの台風対策をできるだけやって、「なるようになるだろう」「何とでもなれ」「どうにかなるだろう」みたいな、諦めというか、ちょっと他人事というか、落ち着いた心境です。
田舎で農業をやっていると、自然の恩恵と怖さを実感する機会が多々あり、自分はまさに自然の中で生かさせてもらっていることと、自然を前にしたときの自分の非力さを強く感じます。今年はナスがたくさん取れたのも自然の力だし、この台風でナスが取れなくなるのも自然の力です。それに対して自分は何もできません。だったら、焦っても仕方ありません。明日明後日は落ち着いた心境で被害が大したことを願いながら、家で事務仕事をする予定です。
秋です。お盆を過ぎたころから日に日に秋の気配が近づいてきていたのですが、近頃は完全な秋です。どんなに暑い日でも通り抜ける風が秋だったり、朝と夕方が涼しくなったり、陽が短くなったり、鈴虫が鳴き始めたり。
そろそろ5時は起床の12-15時が昼休みという生活は終わりです。雑草の生育スピードも遅くなり、草刈り地獄からも少しずつ開放されます。
「もう汗をかく人生はイヤだ!」と思いながら作業したり、1日に5枚もTシャツを着替えたり、百姓になってことを後悔する暑さの中でニンジンの種を蒔いたり、「今日の午後は海に行くぞ」と決めていつも以上に午前中の作業をがんばったり、そんな暑い日々が懐かしいです。
夏は暑くて嫌だけど好きです。次の夏が来るのは1年後です。秋の始めは、こんな風にちょっと寂しい気持ちです。そんな気持ちのなか、秋冬野菜の種蒔きが始まっています。