忍者ブログ
[69]  [70]  [71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

田んぼの雑草

台風が来ます。直撃。

就農1年目は、何ができる訳でもないのに「どうしよう、どうしよう」と焦りまくってました。台風の被害より、心労のほうが大きかったくらいです。

今はできる限りの台風対策をできるだけやって、「なるようになるだろう」「何とでもなれ」「どうにかなるだろう」みたいな、諦めというか、ちょっと他人事というか、落ち着いた心境です。

田舎で農業をやっていると、自然の恩恵と怖さを実感する機会が多々あり、自分はまさに自然の中で生かさせてもらっていることと、自然を前にしたときの自分の非力さを強く感じます。今年はナスがたくさん取れたのも自然の力だし、この台風でナスが取れなくなるのも自然の力です。それに対して自分は何もできません。だったら、焦っても仕方ありません。明日明後日は落ち着いた心境で被害が大したことを願いながら、家で事務仕事をする予定です。

PR

ツル菜の花

秋です。お盆を過ぎたころから日に日に秋の気配が近づいてきていたのですが、近頃は完全な秋です。どんなに暑い日でも通り抜ける風が秋だったり、朝と夕方が涼しくなったり、陽が短くなったり、鈴虫が鳴き始めたり

そろそろ5時は起床の12-15時が昼休みという生活は終わりです。雑草の生育スピードも遅くなり、草刈り地獄からも少しずつ開放されます。

「もう汗をかく人生はイヤだ!」と思いながら作業したり、1日に5枚もTシャツを着替えたり、百姓になってことを後悔する暑さの中でニンジンの種を蒔いたり、「今日の午後は海に行くぞ」と決めていつも以上に午前中の作業をがんばったり、そんな暑い日々が懐かしいです。

夏は暑くて嫌だけど好きです。次の夏が来るのは1年後です。秋の始めは、こんな風にちょっと寂しい気持ちです。そんな気持ちのなか、秋冬野菜の種蒔きが始まっています。

うどんのラベル

もしこれを読んでいる方の中に、これから農業を目指そうという方がいれば参考にしてください。

米や野菜を栽培するときに大切なことは、①教科書を読む、②近所の農家に聞きまくる、③その上でなんでその教科書にはそのように書いてあったり、その人がそのように言うのか考えて、一番いいと思うやり方を考えることです。

つまり、できる限りの情報収集を怠らず、その根拠を徹底的に考えて、ベストだと思われるやり方を自分なりに構築する。農業だけに当てはまることじゃないと思います。

できる限りの情報収集を怠らず、自分の頭で考えても失敗だらけですが…。

ゴマの花

有機農業界では、僕のように農業をやるためにほとんど見ず知らずの田舎に行く人が全国的に増えている。
 新規就農者は珍しくもなんともない。
 
中には東京ドーム10個分以上もの畑で野菜を作っている方、法人化して従業員を雇っている方、農業を志す若者に技術指導を行っている方、農家レストランを開店した方などなど、偉大なる諸先輩方がたくさんいる。
 
ほんの数年前までは「有機農業=食べていくだけで大変」で、こんなになるとは想像もつかなかった。
有機農業界は、有機農業者を増やすことに力を注いでいた第一段階から、様々な形態の有機農業者が現れる第二段階にステップアップしたと感じている。
 
新規有機農業者として、とても勇気付けられる反面、埋没しないよう必死でがんばらなきゃという危機感も感じる。
 
もっともっと勉強して、いろんな人に会って、がんばります。
カウンター
*
忍者ブログ [PR]