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先日発売された「静岡取り寄せ いっぴん堂」(静岡新聞社発行)にウチのにんじんジュースが取り上げられました。
この本は、静岡県内の取り寄せのできる、スローフードな“いっぴん”を集めたシリーズらしいです。
表紙の写真をアップロードできなかったので、静岡新聞社のHPのリンクを貼っておきます。
静岡県民の方は書店でご覧ください。
http://www.shizushin.com/book/genre/guru_spe/20080616112524.htm
おかげ様で先週末で田植えが終わりました。
田植えだけでなく、4月から始まった春の「播く」「植える」といった作業もほぼ終了です。
4月から6月上旬にかけて、インゲン、ズッキーニ、とうもろこし、サトイモ、きゅうり、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、サツマイモなどを次々に畑に植えて行きました。
植える前には、肥料を撒いて、トラクターで耕耘して、畝を立てたり、マルチをはってなどという作業があります。
植えた後には、支柱を立てたり、雑草を抜いたり、肥料を追加したりなどという作業があります。
この2ヶ月半の農繁期の最後が「田植え」でした。
ホッとしました。
油断すると田んぼや畑が草だらけになったり農作物が動物にやられてしまうことは、この3年で学んだので、適度にホッとします。
農業にとって勉強は大切だ。
勉強の方法としては、
1.教科書・参考書を読む
2.近所のオジイオバアに聞く
3.1と2を頭に入れた上で自分の頭でシュミレーションする
4.カミさんと相談して議論する
1の教科書からは、その作物の特性について一般的なことを学ぶ。肥料はどれくらいなのか、どれくらいのPHが好きなのか、どれくらい水分が好きなのか、などなど。
2のオジイオバアからは、南伊豆特有の気候とその対応(台風対策や獣害対策)などを学ぶ。
3のシュミレーションは、とても重要。失敗しそうな要因を全て思い浮かべて、1つ1つ除去していく。1つでも思い浮かばない失敗要因があると、その作物は上手く育たない。上手く育つかどうかの大半は、種を播く前から決まってる。
4については、プライベートな問題なので省略させていただく。
農業にとって勉強は大切だ。
「この野菜をもっと保存が効くように加工できないものだろうか」、と野菜が売れ残るたびに思った。
例えば、きゅうりは1週間でダメになるが、ピクルスにすれば1年以上持つ。
そんな観点から、加工品に興味を持つようになった。
保存の効くカタチに加工すれば、売れ残ることを心配したり、焦って安売りしたりする必要がない。
加工品を作った時点で貯金した気分になる。
だから、加工品に興味を持つようになった。
加工の基本は、 ①乾燥(&製粉)、②塩漬け(or酢漬け)、③発酵だ。
①の乾燥(&製粉)は、天日や温風などで水分を飛ばして日持ちするようにする。切干大根、ドライトマト、それこそ米や大豆、麦、イモ類なども乾燥させている。
②の塩漬け(or酢漬け)は、塩や酢で野菜の細胞壁を破壊して水分含有率を下げることによって保存が効くようになる。
③の発酵は、奥が深い。様々な菌(カビとも言う)を利用して保存が効くようにする。乳酸菌、納豆菌、酵母、麹菌などから、ヨーグルト、チーズ、味噌、醤油、酢、酒などが出来る。
今年は③の発酵で遊んでみようと思ってる。大麦からビールを作ったり、米からドブロクを作ったり、大豆から醤油を作ったり。早く来い来い、農閑期(比較的農作業がヒマな時期)。
(酒税法の絡みにより、お酒を作るときはたに農園アメリカ支店で作ります。)