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「消費者と生産者の顔の見える関係」という言葉をよく耳にする。

とてもいいことだと思う。

それを120%実践したいと思っている。

農業を始めて1年目は、知り合いにしか売りたくないと思ってた。顔の見える関係が大切だから。

2年目は知り合いの知り合いにまで広げてみた。さすがに知り合いだけじゃ行き詰ったから。

3年目はネット販売を始めたこともあり、全然知らない人から注文が来るようになった。顔の見える関係じゃなくなってしまうんじゃないかと心配してたが、そんなことなかった。

メールや商品のやりとりの中で、相手の人柄が伝わってくる。お礼のメールや手紙をいただくこともある。(ありがたい限り。)

こっちからは、商品やブログから人柄が伝わるといいなと思っている。

知らなかった人と商品のやりとりを通じて、顔の見える関係になる。すばらしい。いつか遊び(手伝い)に来てくれることを楽しみにしています。

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レンゲとミツバチ

レンゲの花が咲き始めました。チラホラとですが。例年より少し早いようです。

レンゲはすごいんです。

レンゲのすごさの1つ目は、ものすごいたくさんの蜜を出すことです。

小さな花がたくさん咲いているので、隣の花よりたくさん蜜を出さないとハチが来てくれない、つまり自分の遺伝子を残すことが出来ないので、我れ先にとこぞって蜜を出します。

この蜜があるから養蜂が成り立つと言っても過言ではありません。しかもレンゲの蜜はクセもなくて美味しいです。

レンゲのすごさの2つ目は、このレンゲの根・茎・葉・花には、お米が成長するために必要な肥料がたくさん含まれています。

なので、これをトラクターでそのまま土に混ぜ込んでしまえば(農業用語では「すき込む」と言います)、他に肥料をあげる必要がありません。ウチのお米はレンゲのみで育てています。

レンゲのすごさの3つ目。レンゲ祭りなるものがあるくらい、田んぼに咲き乱れるレンゲは美しいです。里山が緑に色づき始め、空は突き抜けるような青で、田んぼはレンゲの紫色。完璧な美しさです。

という理由で、レンゲさまさまです。あと1ヶ月くらいは咲き続けるはずです。

かぼちゃの苗

南伊豆は、山林に囲まれていて落葉樹が多く、年間を通じて湿潤なので、シイタケを作っている人も多いようです。

ウチもいつかはシイタケをと思っていたところ、「山の木を切ったから持って行っていいよ」と言ってくれる人があり、軽トラ一台分の原木となる木をゲットし、さっそくシイタケ栽培の準備をしました。

シイタケづくりはまず、原木となる落葉樹の丸太に菌を埋め込むことから始まります。

木を1mくらいの長さに切りそろえて表面に深さ3cmの穴を開けます。そこへシイタケ菌の種(菌が繁殖している木片)を打ち込みます。それを木蔭に並べておくと次第に菌が原木の中で繁殖して1年後にシイタケが発生します。

早く来るといいな、シイタケ生活。

という文章を書いたのが、1年前の3月末。ちょうど1年が経ち、先日シイタケが取れました。採れたてシイタケ。めちゃくちゃみずみずしかった。美味かった。

例のごとく、売るほどは作ってないので、食べたい方は食べに来てください。

切干し大根(切りたて)

 

毎日、3度の食事を家で食べている。

毎日、3度の食事を家で作っている。

毎日、3度の食事の後片付けをしている。

ものすごい作業量だ。1日あたり、食事の準備で1~2時間、食事で1~2時間、後片付けで1時間。

ただ、田畑に行けば食材はタダで手に入るんだから、外食したり弁当を買ったりする理由がない。

外食したり弁当を買えば準備と後片付けの2~3時間が削減できるが、忙しいからと言ってコンビニ弁当で済ますようでは、本物の農家とは言えない。(勝手にそう信じてるだけだが)

もしかしたら、食事も農家の仕事の1つなのかもしれない。

もしウチが昔から代々続いているの農家だったら、家にオバアが居て毎日食事と家事をやってくれる。それは立派にオバアの仕事になってるし、他の人が3~5時間分も仕事ができる。(まあ、そんなに働きたくないけど)

農家と食事。

奥が深い…。

今度畑で行き会うオバアに聞いてみよう。

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