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クロマメ号と大麦

外で仕事をすることが多い、この商売、百姓。季節の移り変わりを体感できる機会が多い。

最近はいろんなところで春を感じる。

①大根や白菜などがとう立ちしてきた。

②麦がグングン伸びだしてきた。

③ハチが外出して花粉や蜜を集めるようになってきた。

④雑草が伸び始めてきた。

⑤小さな虫が飛び始めてきた。

⑥日中の作業に上着を着ない日が増えてきた。

⑦近所のオバアが外で井戸端会議を開くようになってきた。

などなど。

季節の移ろいを感じながら生活できるっていいなあ、と思う今日この頃。

ただし、真夏のクソ暑い時や台風来襲時には反対のことを思っていますが…。

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チンゲン菜のトウ立ち

これが「とう立ち」したチンゲン菜です。真ん中に見えるのが、「とう」。いわゆる菜の花。まだつぼみだけど、花を咲かせて、種をつけるというサイクルになります。

さて、今日は宣伝。

TVに出ることになりました。NHKの「新日本紀行ふたたび」という番組。南伊豆の農家や芸術家を特集する番組で、その1人として出演するらしい。主役じゃないから、3~4分くらいしか出ないだろうけど。

3月15日(土) 午前11:00~11:34 NHK総合 「新日本紀行ふたたび」

お時間があるようでしたら、見てやってください。

 

冬の寒さが和らぎ春を迎えつつある今、白菜、大根など様々な冬野菜の「とう」が立ち始めています。

「とう立ち」とは、野菜が花の芽をつけることをさします。大根も、白菜も、ニンジンも、キャベツも、レタスも、小松菜も、春菊も、頂上部分からニョキニョキと芽が出始め、これを「とう」と言います。

農業を始めたばかりの頃、大根が花を咲かせているのに非常に驚いた記憶がありますが、野菜も植物。花が咲くのは当然なのです。

この芽が、やがて花を咲かせ、種をつけるというサイクルになります。

本来、冬野菜は花を食べるものではないので、「とう」が立てば、旬の時期が過ぎて、品質の低下を意味します。そこから、人(特に女性)に、「とうが立つ」という言葉を使うのは失礼にあたります。

それでも、野菜の花はどれも野生的で優しい色をしていて見惚れてしまいます。後日、「とうだち」の写真をUPします。

万が一、お送りした野菜が「とうだち」していた場合は、ご一報ください。

ある晴れた日の冬の海

野菜を収穫することができない時期のことを「端境期(はざかいき)」と呼びます。

普通、畑は「種を蒔く」→「野菜が育つ」→「収穫する」という2~3ヶ月のサイクルで回っています。

けど、1月から2月は、寒くて種を蒔いてもちゃんと育たないので、「種を蒔く」が出来なくなります。

そうすると、このサイクルが崩れてしまい、1、2月に種をまけなかった「つけ」が4、5月に回ってきて「収穫する」ができない端境期が発生します。

さらに、この3月には「トウ立ち」という厳しい事態が発生します。(「トウ立ち」については後日書きます)

そろそろ野菜セットの種類が少なくなる時期を迎えつつあります。不思議なもので、畑の在庫が少なくなると、心の余裕も少なくなってきます。そんな3月になりそうです。

9、10月にも端境期が発生します。これは、7、8月が暑すぎて、虫が多すぎて、種を播くことができないからです。

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