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調子のいい年は5月と6月と8月に蜜を絞る。
今年は調子が悪かったので8月に1回絞っただけになってしまった。
花を追っかけて蜜を集める移動養蜂では何の花なのか明確にわかるのだが、ウチはハチ箱を移動させないので何の花の蜜なのかわからない。
ハチはハチ箱から半径2~3kmに咲く花の蜜を集める。
その時期にウチから半径2~3km以内に咲いている花から推測すると以下のように推測できる。
5月のハチミツは、菜の花、梅、桜、レンゲなどの花の蜜が入っている。
6月のハチミツは、レンゲ、カキ、ミカン、カボチャなどの花の蜜が入っている。
どちらも野に咲く花が中心で、花の色は白や黄色、ピンクといった淡い色の花が多い。
味も淡白で上品な感じだ。
一方、8月のハチミツは、里山にある名前のわからない木々の花の蜜が入っている。
花の色は赤やオレンジなど鮮やかな色の花が多い。
味も濃くて暑い夏の感じがする。
絞る時期が違うと、味も香りも舌触りも量も全然違ってくる。
絞る時期が一緒でも、年が違うと味も香りも舌触りも量も違ってくる。
そんな違いを楽しみながらハチたちと付き合っている。
ハチって冬の間、どうしてるか知ってますか?冬眠?卵で冬を越す?土の中で?それとも普通に過ごしてるのでしょうか?
ハチ達は8度以下で凍死すると言われています。
ハチ達は凍死しないために巣内で1箇所にボール状に集まって(ハチ球と言う)、羽やお尻を震わせて摩擦熱を発生させてハチ球内を14度以上に保ちます。ハチ球の中心は30度にもなり、外側の奴らが寒くなれば内側に入り、内側の奴らが外側に行くのを繰り返します。
羽やお尻を震わせて30度にもするって想像できますか?ものすごいエネルギーです。あんな小さい体で。想像すればするほど感心させられます。
冬の間、産卵・育児・採蜜などの全ての仕事を中断します。8度で凍死しちゃうんだから、仕事なんか出来る訳ありません。巣内の蜜を食べ、たまの暖かい日に用を足しに外出します。よく観察してると用を足しに行こうかどうしようか迷ってる輩(やから)も見受けられます。
越冬前の12月頃に、巣の中に発泡スチロールや新聞紙を入れて保温してやりました。あとは春まで生き残ることを祈るばかりです。2月ごろから蜜源植物が咲き始めるので、ハチ達はそれまでの辛抱です。がんばれハチ!
今月のセットにはハチミツが入ってます。
温暖な南伊豆町は様々な花が一年中咲いているので養蜂に向いています。たに農園のハチミツは自宅の裏山から移動させないので、南伊豆町産(谷家から周囲2km以内の花から集めた蜜)100%です。
5月には、周りにレンゲや菜の花、桜、ツツジなどの花が咲いているので、それらの蜜を集めてきています。
6月には、ミカンや柿の蜜が採れます。
8月には山に咲くの様々な花の蜜が採れます。
直射日光をさけて冷暗所に保存してください。
最適な温度は18~24℃で冷蔵庫に入れる必要はないです。
花の種類によってハチミツの結晶温度は変わります。
結晶してしまったら、容器ごと60度前後のお湯でゆっくりと完全に液体になるまで温めてください。
その際、温度が高すぎると酵母が死んでしまい、風味が落ちます。
また、少しでも結晶が残っているとスグに再結晶を始めてしまいます。一度結晶したものを完全に溶かすと再結晶することはありません。
食べ方
①パンやホットケーキに塗る
②紅茶、コーヒー、ホットミルク、焼酎、ウイスキーに入れる
③ヨーグルト、チーズ、豆腐にかける
④すき焼き・煮魚・照り焼き・味噌和え・酢豚・煮豆・カレー等に入れる
⑤梅酒、カリン漬け、レモン漬け等の果実酒、果実漬けに